- 20.06.30
パリはサイクリング日和
外出禁止が解除されてから、少しづつ制限が緩和され、学校も始まり、公園も開放され、来週からはプールも始まります。公共の交通機関はマスク着用を義務付けて利用が可能になりました。マスクをしても、やはり満員のメトロやバスには乗りたくないのが本音です。そこでメトロ・バスに替わる交通機関として、あっという間に普及したのが自転車です。自転車の活用は以前から推進されており、レンタルサイクルのサービスがありましたが、問題点は多々ありました。そのパリジャン・パリジェンヌの意見をしっかりヒヤリングして、今回の自転車を推進する為に政府が組んだ予算はこの5月で6000万€(約72億円)だというから、そのホンキさが伺えます。
1危険:公道を走る自転車が邪魔なのは理解出来ますが、意地悪な車が多すぎて、怖くて乗れませんでした → 今は、この3ヶ月の間にここまで?!と驚くぐらいにパリ中にサイクリング用のラインが整備され、安心して、むしろ心地よく、乗れる様になりました。
2レンタルサイクルのポイントがパリ中にあり定期を購入したら、安価で活用出来るというコンセプトで始めましたが、殆ど壊れている、汚い、自転車やパーキングポイントを探すのに時間がかかるとクレーム満載で印象が悪かったのですが →今では毎日、定期的に自転車を回収して点検・クリーニングしている様子です。
定期を購入して、アプリケーションを携帯に入れると、出発地・目的地の周辺の自転車・パーキングの台数が検索出来て、時間の無駄が無くなりました。自転車カゴには携帯用のケースも設置され、アプリケーションで道順(ナビ)を見ながら安全に走れます。又そのケースはカゴに留める形にデザインされており、置き引き防止にもなっています。
そして何よりも驚いたのはそのレンタルサイクルに電動自転車が普及してきた事です。今では半分くらいの割合で電動自転車がある様に見えます。黄緑色が昔からあるレンタル自転車、水色が電動のレンタルサイクルです。ちなみに自転車ではマスクの着用義務はありません。
レンタサイクルだけでなく、自転車置き場も増え、古い自転車を修理したい人には50€(約6000円)パリ及び首都圏で電動自転車を購入する人にはその価格の50%=約500 - 600€(約6ー7万2000円)を限度に給付金が出ます。という事で今や、自転車屋さんは大繁盛です。最近のイベントでは密を避け、青空の下で自転車のメンテナンスを教えるアトリエやサイクリングクラブも盛んに開催されています。
あらゆる問題に対応しながらの政策には好感が持てました。また新たな問題も出て来るかも知れませんが、季節もサイクリング日和で先ずは電動レンタサイクルから始めてみます。
m.ogawa (paris)
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