いつもの場所が今日は違う、少うし空気が変わって見えました。クラッシックな建物の側面がピンクのライトで一色に染められていたからです。

足を止めて眺めているとゆっくり、右から左へ静かに、蛍光色の緑のライトが押し寄せる様に広がって、建物は緑に染まっていきます。

建物の下の植え込みには12本のLEDのプロジェクターがプログラミングされて、静かに音もなく壁面へポップな光を照らしていきます。

これはNathalie Junod Ponsard：ナタリー・ジュノド・ポンサードというフランス人のインスタレーションで、光・色・空間・時間を素材にし、各地で芸術的なアプローチをしているアーティストだそうです。確かに、この色彩と色の移り変わりは私たちの知覚に時間の流れや空間を感じさせてくれました。

m.ogawa (paris)