- 25.07.18
イロハの後は
生物は、生育する[環境]によって変化する。
人類だって、アフリカ大陸東部の大地溝帯で誕生した一人からどんどん増えつつ生息域を広げてユーラシア大陸に達し、さらに東進を続けて遂には氷で繋がったベーリング陸橋(現、海峡)をも渡って北米大陸に進出。最終的には南米大陸の突端にまで到達し、その[グレートジャーニー]の途中で一抜け二抜けして定住していった人類が、定住地の[環境]に合わせてそれぞれ変化してきた、というのが今のところの定説。
ネグロイド、コーカソイド、モンゴロイドにオーストラロイド…。それぞれに異なる特徴を備えた人類も、[環境]によって特徴を違えてきたというわけだ。
それほどまでに[環境]は大きな[トリガー]なのだ。
ハナシをミクロに戻して、例えば[理美容サロン]。
お客さまに満足を提供する最も大きな要因は[スタイリスト]の[技術]に他ならないが、その[スタイリスト]のポテンシャルを遺憾無く発揮できる[環境]こそが大切ではないのか。定説のとおりなら[環境]で人は変わってしまうからだ。
となれば[スタイリスト]を取り巻く[サロン環境]が重要になるわけだが、[スタイリスト]がより良いパフォーマンスを発揮するには給与や賞与、昇給・昇進に労働時間など、[待遇面]での[環境整備]が必要なのもさることながら、とりわけ[サロンワーク]でのサポート体制、つまり[アシスタント]の出来不出来が[スタイリスト]のパフォーマンスに大きく影響するのではないのか。ひいては[アシスタント]のでき如何が[サロン]の業績を支えているといっても過言ではあるまい。
[お客さま]への[シャンプー&ブロー]に[雑誌や飲み物の提供]、加えて[スタイリスト]の[ヘルプ]に[道具の片付け]や[店舗内外の掃除]などなど、数え上げればキリがないほど[アシスタント]の業務は多岐に亘り労働量も多い。おまけに[お客さま]と[スタイリスト]、配分は異なるが双方への気遣いも必須な仕事だ。
こうした[アシスタント]業務を[サロン]で一から教えるのは、大変に骨が折れるのではないのか。
ということで、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)では学園が併設する[ヘアサロン]で、実際の[お客さま]と[スタイリスト]に対峙した[ロールプレイング]型実習授業を編成して[アシスタント]の[動き]をレクチャー。[サロン]さまの[環境整備]に少しでもお役に立てればと[つくす心]を実践している次第。
否、実際のアシスタント業務は「それぞれ[サロン]のやり方も違うので、教育も[サロン勤務]してみないことには始まらない」といったご意見も、重々承知している。
ただ、前述してきたとおり、サロン運営にとって非常に重要な[アシスタント業務]の[イロハ]を、手付かずのままに学生を送り出してしまうのは[職業訓練校]としての矜持が許すまい。
兎にも角にも、[基礎]となる[イロハ]だけでも…との思いで[サロン実習]を編成する本学であります。
あとに続く[ニホヘト]は、サロンさまにお任せいたします、な〜んちゃって。
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東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。