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  • 11.05.25
  • パリ通信|2011年05月25日|*ジャスミン村 ( 2 )*

先日のジャスミン村の続きです。

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村の入り口ではオレンジフラワーの香りを「シュッ」とかけてもらい(あら良い香り、、、)、と顔をあげるとジャスミンティーと、甘いチュニジアのお菓子を頂き、すっかり良い気分なんて、ゲンキンな胃と心なのでしょう。

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チェニジアといえばサハラ砂漠。これは「デーツ」というナツメヤシの実です。雨の少ない砂漠でも立派に育つので、砂漠を象徴する特産品です。

イスラム諸国の伝統では、このデーツと牛乳をラマダン(断食)の間、お日様が沈んだ後、まず最初に頂きます。空っぽだった胃への刺激を和らげる為だと思います。照りつける太陽と乾いた砂漠の上で頂く、それは甘く優しい味がします。また長期保存が出来てカロリーも高いので、砂漠の遊牧民たちは主食にもしています。余談ですが、私のアフリカでの第一歩がアルジェリアのサハラ砂漠だったので、この上なく懐かしい味でもあります。

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チュニジアの高い場所で育つ高山植物を編んで作った籠、お盆、ゴザ?や小物。

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模様はチュニジア独特のモノですが、素材感が畳にそっくりでした。とても控えめで柔らかーい空気を持つ。こちら男性はワークショップで日本にも来た事があるそうです。

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こちらはアラビア語の手習い。日本のお習字のようですね。独特の筆?ペン?で書く?描き?ます。なんと異国情緒があり美しいのでしょう。そして思ったのは、、、意味不明な漢字のTシャツを着た外国人。その方々もそんな感じなのでしょうか?

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最後は妙に味のある職人さん。ボンジュールにもサラマリコにも反応せず、ニコリともせず昔から伝わる装飾的な鳥かごを黙々と作っていました。

「市民運動とデモだけで23年間続いた独裁政権を倒し、民主主義を勝ち取った」驚くべく変革でした。でも大変かつ大事なのはこれからでしょう。国を復興させるとき、昔から続く伝統や文化、その土地の持つ特性、無くならない豊かさを改めて認識して国外にアピールする。観光収入で外貨を得る。良い方向性だと思います。

気持ちよい時間を過ごしながら、遠くにありながら同様に復興と変化というテーマを抱える日本の事を想いました。

国際文化学園 企画室(PARIS France)

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