Potogreenとは？
poto＋Greenの造語です。poto (= 街の歩道と車道の境にあるポールをこう呼びます）


子供たちとワークショップを行う一人のアーティストが始めた、緑化＋再生インスタレーションです。市民に呼びかけテラスや菜園を持つ人々から、野花、トマトなど、野菜やハーブの苗木を集め、子供たちは家から牛乳パックを持ち寄り、ちいちゃな鉢？を作り、そこにコンポスト（堆肥）を混ぜた土を入れ、集まった苗木や野花を組み合わせ植えてゆきます。出来上がったら、緑のカバーの中に入れ、公園や緑の少ない地域（今回はパリの２区）のpotoから取り付けてゆきます。


かなり広い地域で取り付けているので
Q：誰がお水をあげるの？と聞くと
A：街の人々に声をかけました
管理を快く引き受けてくれた住人やカフェ、お店の前のpotoに取り付けます。


Q：可愛いから盗られないかしら？には
A：管理を引き受けてくれた人達が夜は取り外し、家や店に入れ、朝、また取り付けてくれます。


土や緑の少ない地域。アスファルトの道に並ぶ野花やトマトの苗木は可愛らしく、学校の授業の一環でも、みんなで水をあげたり観察してゆくそうです。子供たちはここから植物の観察だけでなく、コンポスト：堆肥＋ゴミに関して再生利用のアイディアを学んでゆきます。


どーか皆さん大切に見守って下さい。所有する楽しみから、共有して楽しむ事を。可愛いな、欲しいな、ではなく、可愛いな、みんなで大事にしように。そんな感覚もみんなの中に育ってゆきます様に。

国際文化学園　企画室(PARIS France)