今年のフェット・デ・ラ・ミュージックは、お天気にも恵まれ気持ちよい夕べでした。


今年で31年目を迎える このお祭りは、当時の文化首相のジャックラング氏が文化事業の振興の目的で初めて以来すっかり定着し、今では130カ国/400都市で開催されているそうです。


実際どんな日であるかというと。。。この日の零時までは プロも アマも 子供も 誰でもがあらゆる場所で、あらゆる音楽を演奏できる日＝子供達が楽器をかき鳴らしながら うねり歩いてても「うるさーい！」と文句が言えないのです。街角のあちらこちらで、いろんな音楽が鳴り響く。この日ばかりは[煩い！]と思う人は、自分が心地よいと感じる場所に移動する。音を音楽を それぞれのレベルでスタイルで楽しめる。そんな日です。


勿論、有名なミュージシャンの演奏／コンサートも大きな広場の幾つかで行われます。大掛かりなものからカフェの軒の下を借りたもの、いつものライブハウス、セーヌ川沿い、いろいろです。しかし全ての協賛音楽イベントは無料でなければならない。という嬉しい決まり事もあり、これは「音楽は すべて人のもの」という企画のコンセプトに基づいたものです。


この日にパリで演奏されるライブ／コンサートの「号外」が地下鉄の出口や区役所などで配られ、それを目指して好みの音楽を聴きに行く。もしくは友人達と街中へ出て演奏する。パリ故に味わえる本格的クラッシックからオペラ、ジャズ、フュージョン、ロック、エレクトラップ、ラテン、アフリカン、アカペラ何でもありです。


仕事を終えてから好きな音楽の側で友人達とピクニックをするなんて、その楽しみ方もそれぞれです。さあ夏は もうそこに！

国際文化学園　企画室(PARIS France)