これは何でしょう？　先日、近所の公園に急に現れた特設会場と音響装置。


パフォーマンス？　いやいやダンス？　あっサーカスだ！　そんな子供達が騒ぐ中を かき分け、のぞいてみました。


コンテンポランヌ(=コンテンポラリー・ダンス)の発祥の地は１９８０年代前半のフランスだと言います。ヌーボーシルク（現代サーカス）もフランス語。今までと違う形、もしくは、あらゆるカテゴリーに あてはまらない パフォーマンスや アートを受け入れる＋発展させる事に フランスは長けている。そう感じます。「舞踏」を そのスタイル自体を「Buto」という言葉でフランス語？に定着させたのもパリ／フランスでした。


近頃は、テクスト(詩）、ビデオ、ファッションなど様々なメディアを用いて、観客とユーモアや知性を共有することを目的に、特権的身体（訓練されたダンサーの身体による躍動性）を必要としない。また、個人作家による作品だったり、ソロやデュオなど、少人数による作品が目立ちます。上演場所も、小規模な劇場やギャラリー、あるい 今回の様に屋外など オルタナティヴなスペースで積極的に発表されています。


今回のサーカスの様な？　ダンスの様な？　パフォーマンス？　どこかに当てはめようとする方が不自然で、コンテンポラリーな音楽に合わせて、空中を飛び、床に転がり、滑り、押し合い、キスして、走り、テンポよく、コミカルに、観客も巻き込んで、気がつくと一緒に楽しんでいる。そんなショーでした。


こんな風に普段の生活の中でも 新しい表現（パフォーマンスやアート）に触れる機会が多い。お金がある人も無い人も、興味がある人も無い人も、まずは触れる事から、そういう機会が多い事は大事な事だと思いました。

国際文化学園　企画室(PARIS France)