- 18.12.13
年金のおはなし
国際文化には、こんな“授業”もあるというオハナシ。
かつて、日本を指して“世界で唯一、社会主義が成功した国”と揶揄されることが、少なからずありました。もちろん、日本は“自由主義”の国ということで間違いないのでありますが、日本の社会システムは大いに“社会主義的である”というのが、他所様の主張なのでありましょう。
“自由主義”の第一義は、何といっても“自由”であるということで、豊かな暮らしを得たいのであれば、それなりに“労働”しなければならないし、逆にそんなに豊かでなくてもいいのであれば、働かなくてもいい。つまり“自由”なのであります。その代わり、働かないから食べていけなくなっても“国”は知りませんし、介入しませんよ、というのが乱暴な言いようではありますが“自由主義”国家の基本。
“社会主義”国家の基本は、食べられなくなったら可哀想なので“国”がなんとかしますよ。でも、国はお金ないからみんなで働いて、少しずつ納めて下さいね、とこうなる。国民全員が、国家に対して同質同量の労働を提供して同量の賃金を得る、というのが“理想の社会主義”なのでありましょうが、この地球上でその理想を叶えた国は、未だ現れておりません。
その“社会主義”国家の理想に最も近づいた国の中で、且つ“豊かさ”をも手に入れた国が、“自由主義”国家の“日本”というのは、何とも皮肉なハナシなのでありましょう。
で、日本を“成功した社会主義国”といわしめる“二大システム”が“国民皆保険”と“国民年金”の確立であったというのは、周知のハナシ。このシステムのおかげで、日本はある程度“均一”な社会を築けたのでありましょう。
ということで、過日、国際文化では『日本年金機構』より職員のみなさんをお招きして、2年生(128期)を対象とした『知っておきたい年金のおはなし』と題したセミナーを開催した次第。ある程度“均一な社会”を維持していくことの意義を、考えさせられるセミナーとなったようであります。
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