過日、本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）の渋谷校で、本年度3回目となる『AO入試』が行われておりましたのでパチリ。

　既に何度も触れているとおり、本学の『AO入試』の特徴は何といっても『プレゼンテーション』による“自己アピール”。自分はどういう人間でどういう野心なり何なりを持っていて、将来どうなりたいのかといった、要するに流行りのコトバで云えば“セルフ・ブランディング”を発表していただくというもの。

　本学の“AO入試”、受験生の高校での成績を一切考査の材料としないため、その場で“人物評価”をしなければならない必要性から採用されている方法で、考えてみればコレ、かなりハードルが高い。

　普通“プレゼン”と云えば、自社の商品なり企画なりを商売相手に“売り込む”ために行うもので（自社内での企画選択の際にも行われますが）、自社ブランドの“売り”を、プレゼンターはしっかり理解していなければならない。一方、“セルフ・ブランディング”は、自分自身を“売り込む”ための方策で、“プレゼン”するためには、“自分自身”の“売り”が何なのかをしっかり理解していなければならず、自分を理解するためには“自分自身”をしっかりか“客観視”しなければならない。なるほど、これがムズカシイ。

　自分の“売り”、つまり“長所”を理解する過程で、自ずと自分の“短所”というものにも向き合わざるを得ないのは必至で、これはなかなかにキビシイ！

　でも、人間、長〜い人生には、必ずどこかで“嫌な自分”に向き合わなければならない場面に遭遇するハズで、そういう意味で云えば、受験生のように“早い時期”にそうした“経験”ができることは、今後の人生にプラスなるのではないかしらん、と思えるワタクシでありました。まぁ、なかなか自分の“短所”に向き合えないワタクシが云うのも何ですが…。