過日、本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）渋谷校では、美容界を席巻するフォトグラファー、松山優介さんを招いた『特別授業』（フォトセミナー）を開講しました。

　氏は、美容界で最も権威あるコンテストの一つ『JHA』（Japan Hairdressing Awards※）で、最優秀賞受賞作品の撮影を数年にわたって数多く手掛ける気鋭のフォトグラファー。

　授業では、最初に氏の作品が紹介され、その大まかな“撮影イメージ”が伝えられて学生の興味が引き出されると、続いて2組のモデルを含めた“ヘアメイク”チーム（学生から選抜）が1組づつ登場。ステージ上に設営された“撮影セット”で松山氏による“フォトセッション”がスタートしました。

　セッションは、パソコン上で “撮影カット” （もちろんその画像はスクリーンにも映し出された）を確認しながら、松山氏と学生との協議を交えて進行。その光景に、あくまでも“カメラマン”と“ヘアメイク”は対等で、一つの作品を“共同”で作り上げていく様子が見て取れ、“写真撮影”に限らず、社会での“仕事”の進め方の一端が垣間見えるようでありました。

　と同時に、ステージ上で松山氏と対等な関係性で、嬉々として“作品づくり”を進める学生を見るにつけ、きっと彼女らは今、“表現することの悦び”を味わっているのだろうなぁ…と、感慨深いものを感じたワタクシでありました。

※Japan Hairdressing Awards(ジャパン ヘアドレッシング アワード)

国内の美容専門誌にクレジット（名前）入りで発表された作品及び一般公募作品を対象とし、各部門ごとヘアドレッサーごとに作品をファイル、評価し、優れた才能にスポットをあて、年間を総括して“賞（アワード）”を贈り、ヘアドレッサー達の将来性を祝福する1年間のロングランイベント。（協会クレジットより）