- 20.09.23
復活の兆し
仕事は見て覚えろ。
バブル景気以前の世の中では、よく耳にしたコトバだ。
ただ、バブルが弾けた後の社会は、後退する景気の中、より少ない労力を含めた資本での収益アップ、つまり効率アップが求められ、時間短縮を図る目的からか仕事は教えてもらうものへと変化した。
仕事を見て覚えるには相応の時間が必要で、効率を最優先させる社会では、その時間が無駄と捉えられるのも必然だったに違いない。
仕事に限らず、あらゆるものが人手によって懇切丁寧、手取り足取り教授され、より時間を掛けない技術習得が促されてきた。そう、すべては効率のために。
ところがどうだろう。最近その流れにストップが掛かりつつあるのを感じ取れないだろうか。特に若者が受け取るニュースソースの発信元は、スマホを介した『YouTube』や『TikTok』といった動画サイトで、視覚情報による情報入手が圧倒的に多い。そうした状況を見ると、かつて葬り去られた見て覚える行為の復権もあり得るのではないか…と考えても何ら不自然はない気がする。
ある情報を視覚情報として取り込み、それを今度は自分で再構築するという行為は、言い換えれば、見たものを真似してみるということになり、これ、まさに仕事は見て覚えろの実践ではなかろうかと…。
ということで、「♪巡る〜巡る〜よ、時代は巡る〜」と中島みゆき御大も唄っているとおり、時代が一回りして元に戻ったかのよう。
少し前のハナシになりますが、9月12日(土)に行われた本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の『体験入学会』でも、参加された皆さんの中には、しっかり見て覚えようとする姿勢の方が見受けられ、見て覚えろ復活の兆しを垣間見たワタクシでありました。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。