世の中にはさまざまな専修学校がある。そしてそれぞれの学校には、それぞれの特色があり、その特色を生み出している授業カリキュラムが用意されているに違いない。

　かく言う本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）にも、特色ある授業カリキュラムが多々用意されているわけで、その中に『特別授業』なるものがある。これは年に数回の頻度で行われているもので、理美容界で活躍する人気スタイリストや人気サロン、はたまたサロンオーナーさまを招聘して、学生向けにスタイリングステージや理論講座を展開していただくもの。

　で、お忙しい中、無理を言ってお願いしているステージなので、これまでそれぞれの講師の皆さまには渋谷校1回、国分寺校1回の計2回限定で依頼してきたのだという。

　ところが、これまで学生を一堂に会したから渋・国それぞれ1回のステージで実施できたものが、今般のコロナ禍の影響で、ソーシャルディスタンスの見地から一堂に会するには会場のキャパシティが足らず、2回、3回と回数をこなさなければ学生全員に提供できなくなったため、講師の皆さまには、さらに無理を強いて2回、3回のステージをお願いしている次第。

　加えて、ステージの回数が増えるイコールそこに学生の入れ替えが発生するわけで、都度、先生たちには消毒液の入ったスプレイヤーを手に全ての椅子を拭いて回るという作業が追加され、イヤハヤ大変なのであります。

　きっと世の中にあっては、これくらいの追加労働は取るに足らないことなのでありましょうが、このコロナ禍のために作業が増えたり、また逆に作業が無くなってしまったりしている方もあり、まさに悲喜こもごもなのでありましょう。