- 21.07.26
魔除け?
只今、『オリンピック』酣(たけなわ)。ゴタゴタ続きの『オリンピック』も、そのゴタゴタが発生してしまった責任の所在はさておき、出場するアスリートの皆さんにはお国のためというよりも自分のためにも是非ともベストを尽くして欲しいと願うばかり。
ところで、このコロナ禍の始まる少し前、ワタクシたちの心を鷲づかみした胸熱イベントがあったことを憶えておいでだろうか。そう、『ラクビーワールドカップ2019』での日本代表チームの躍進にワタクシたちは狂喜乱舞し、単なる勝敗を超えたノーサイドの精神に酔いしれたものだ。
加えて試合以外の部分で人気を博したのがニュージーランドやフィジー、トンガ、サモアといった代表チームの行う試合前の戦闘舞踏ともいうべき『War cry』(ウォークライ)だった。
このウォークライ、南太平洋の島々に伝わるもので、それぞれの部族により名称も踊りも異なっていて、ニュージーランドのものをハカ、フィジーのものをジンビ、トンガのものをシピタウ、サモアのものをシヴァタウと呼んだ。
チーム全員で陣形を組み、スクワットした状態で手足を打って足を踏み鳴らし、雄叫びを上げて敵を威嚇する。この際によく見られるのが舌を出す行為で、これは魔除けの効果があると何かの本にあった。
とにかく、2019年の秋、ボクらのトレンドはラクビーワールドカップにまつわるもので埋め尽くされた。あれから2年足らず、今はコロナ禍の中で『オリンピック』が開かれている。今こそコロナウイルスに向けたハカやシヴァタウ、シピタウやジンビが必要なのではないのか。
そんな意味でも、現在開催中の『青野 正 展』は必見だ。
氏は、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の美学を担当する鉄のゲージツ家(箱根彫刻の森美術館に常設展示のある凄い芸術家です)で、個展のテーマはいわばベロ出し仮面。
何故、今回の展示作品にベロ出し仮面が多いのか、ついぞご本人に聞けずじまいだったが、最近の氏の作風である宗教色の濃い祈りがテーマとなるような作品が多いことから考えると、魔除けの意味でのベロ出しと推察する次第。
会期は今月いっぱいなので、コロナに気をつけてコロナウィルスに打ち勝つ展示をご覧になるのも一興かもしれません。
Information
『青野 正 展』
会期 : 7月19日(月)〜 7月31日(土)
am11:00 ~ pm18:00(日曜休廊、最終日pm17:00まで)
会場 : 始弘画廊 GALLERY SICOH
〒107-0062 東京都港区南青山5-7-23 始弘ビルB1F
tel&fax 03 – 3400 – 0875
sicohhirayama@gmail.com
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。