- 21.08.06
人生の金メダルを
理容師・美容師の『国家資格試験』は、年に2回実施される。
3月と8月に実施される国家試験。だから仮に試験に不合格になったとしても、半年後に再受験して合格すれば問題ナシなのではある。ただ昼間生の場合、国家試験受験時には殆どの学生が就職内定をいただいているわけで、内定を出した学生に不合格されてしまうとサロンとしては半年間も無免許の者を雑用として雇い入れなければならず、それはサロンにとっては多大な損失で問題アリアリだ。だから国家試験に不合格してしまうと内定取り消しという事態にもなりかねないわけだ。
そんな国家資格所有の重みやら雇う側の事情やらを、昼間生よりも理解しているのがダブルライセンス取得を目指す『通信修得者課程理容科』の学生に違いない。彼らは日頃、美容師として生計を立てているのであり、資格を持ったから食べてこれたことも、サロンにとってはスタッフ一人の存在がいかに大きいかということも、充分に理解しているハズだからだ。
先日施行された理容・美容の『国家資格試験』は、そうした意味で修得者生にとってかなり重いものだったに違いない。
試験会場の集合時間に合わせ、一度、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の教室に集合して道具類などの最終チェックを担当教員とともに行った後、会場に向けて出発した彼ら。
みな一様にサロンで場数を踏んで世間の荒波に揉まれてきた。なかには現場経験20年以上というベテランもいらっしゃるのだが、試験前の様子は可哀想なくらい緊張して、さかんにトイレに行く御仁もちらほら…。
きっと社会を経験してきて、資格所有の重みもわかるから尚更緊張するに違いなく、人生を賭けた大一番に向かう心境は、さながらオリンピック競技に対峙するアスリートの心境と重なるものがあるのかもしれない。
彼らに幸あれ、彼らに人生の金メダルを!
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。