- 23.03.03
共感を得る
自分の見えている世界が、イコール他人の見えている世界と同じとは限らない、と仏教は説く。
でも、カナシイかな、自分の見えているものを他人にも見て欲しいと願うのが人情。そう、なかなか人との共感なしに生きていくのはツライものだ。さらに仏教は共感を欲するが故に苦が生じると説く。
じゃぁ、どうすりゃいいの? と思う。たぶん答えはないので、人は苦とともに生きるか、そうでなければ共感を求めず一人で生きるしかないのだろう。ツライものだ。でも、普通の人は共感を求めて苦とともに生きているに違いない。
例えば、「あの人は感性がいい」と誰かが云ったとする。感性がいいと認めることは共感しているといえるわけで、逆に感性がないと云われたりすると、共感されていないということで、苦が生まれたりする。…世の中、厄介だ。
世にある仕事にとって、より多くの共感者を得ることは重要だ。特に人を相手にしている接客業ならば尚更で、共感者の数と売り上げ(=収入)はシンクロしているに違いない。
だから、人はより多くの共感者を求めて、日夜努力を惜しまず精進を重ねているのだ。その分、世の大法則に従って苦は増すのだろうが…。
ところで過日、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)で行われた『特別授業』では、講師に『KINOSHITA GAIEN EAST STREET』の木下裕章 代表とスタッフを迎え、感性にまつわるハナシと技術をご教授いただいた。
感性は、情報を受信する力。それを消化して自分なりに再構築し、今度は発信する。人はそれをSense(センス)と呼ぶ、と氏は説く。
この講習は学生の共感を得たようで、138期生(1年生)はすっかりステージに魅了されたようでありました。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。