- 23.05.10
体験するということ
『特別体験入学会』『理容体験入学会』『体験入学会』と、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の開催する『オープンキャンパス』のなかには、『体験』を謳っているものが多い。
体験といえば、ふつう技術なり何なりを実際にやってみることと理解して差支えないだろう。でも、その目的は? と問われると答えに窮(きゅう)してしまう人も多いのではなかろうか。
人は何のために『体験』するのだろう。
一つは、未来への備えではないだろうか。例えば消防訓練などは、実際に消化器を操作してみて、遭遇するかもしれない火災に備えているといえる。
そして一つは、情報の共有のためかもしれない。例えば職業体験などは、職業選択の一助でありながら、人の職業を体験することによって他者が就いている仕事への理解を深め、苦労を共有するという、いわゆるコミュニケーションツールとしての役割りも担っているのではないだろうか。
で、『体験入学会』。
その目的は、来たるべき理美容師になった時の備えか、はたまた理美容師さんと苦労を共有するためか…。否、どちらも『体験入学会』の目的ではなさそうだ。
となると、【体】には「身をもってする」という意味があり、【験】には「証拠を求めてたしかめる」という意味があることから、【体験】というコトバには「身をもって証拠をたしかめる」という意味があることが分かり、『体験入学会』の目的は「何かの証拠を確かめるため」ということになる。
では「何の証拠を確かめる」のかといえば、この場合は「自分は理美容が好きだ」という証拠を確かめることだと考えるとスッキリする。
つまり、皆さんが『体験入学会』に参加する目的は「なぜ、自分は理美容が好きなのかを探ること」であり、体験した結果、技術が上手くできたか否かは、全く問題にならない、という帰結が導き出されたのでありました、メデタシめでたし。
まぁ、『体験入学会』に参加する目的は人それぞれなんだろうから、そんな理詰めに考えず、気軽においで下さいませませ。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。