- 24.03.12
情緒のかたまり
ラジオを聴いていたら、帰国子女だというパーソナリティが日本の卒業式に言及していた。
海外、特に北半球の英語圏の国々では、卒業式は概ね5月から7月にかけて行われるそうで、日本で卒業式が行われる3月に比べれば、だいぶ暖かくなってからということらしい。
そのパーソナリティ曰く「3月に行う日本の卒業式がずっと羨ましかった」のだそうだ。
冬のピーンと張り詰めた冷たい空気のなかに、うっすら春の気配を感じ始める3月。野山の木々や路傍の草木が芽吹き始めるこの季節に卒業していく様はとても厳(おごそ)かで、旅立ちにこれ以上ふさわしい月はないと思え、故に日本の卒業式に憧れを抱いていたのだと云う。
全くもって同感だ。日本はどこを切っても金太郎飴のように、どこまでも情緒的だ。
なかでも、この卒業式ほどの情緒のかたまりは他にあるまい。日本政府は海外からのインバウンドを狙うなら、この卒業式に観光客を呼び込み、あの厳かな雰囲気のなかで『蛍の光』や『仰げば尊し』を歌う卒業生の姿を見てもらったらいい。きっと感動のあまり涙を流して腰を抜かすに違いない。否、腰は抜かさないか笑。
ところで先週、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)でも『LINE CUBE SHIBUYA』(渋谷公会堂)を会場に『卒業式』が行われ、138期生が2年間の就学を終えて巣立って行った。
本学はさすが理美容学校、他の学校さまに比べ幾分派手なヘアスタイルや袴姿が目立ちはしたが、それでも充分に厳かな雰囲気のなか、ご来賓の皆さまや本学・荘司礼子 理事長(校長兼任)の励ましを受け、3月の冷たい空気を切り裂いて飛び立って行きました。
その姿に、腰は抜けないまでも感動を覚えたワタクシでありました。
彼、彼女らに祝福あれ。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。