国際文化理容美容専門学校

渋谷校/国分寺校
厚生労働大臣指定
MONTHRY ARCHIVE
  • 26.07.06
  • カットの深淵

 「桃栗三年柿八年、柚子は九年で成り下がり、梨の大馬鹿十八年

という言い習わしがある。

 この言葉、それぞれの地方で実る果実や多少の言いまわし違いはあるようだが、子供の頃よく耳にしたのは「桃栗三年柿八年」というところまで。

 後に続きがあると知ったのは、大林宣彦監督『時をかける少女』(アニメじゃないほうのやつね笑)を観てから。

 主人公がこの言い習わしに調子をつけて歌うシーンがあるのだが、その哀愁を帯びた旋律が妙に耳に残った。

 以来、困ったことに「事を成すには時間が掛かる」といったことが連想される場面に出会う度、この歌が頭のなかに(こだま)するようになった。

 ところで過日、本学国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)も参加する『サスーン スクールシップ教育プログラム』を推進しているロンドンに本拠を置く『Sassoon Academy』が主催する『THE 27TH SCHOOLSHIP STUDENT HAIR CUT CONTEST』の全国大会が開催された。

 本学からも多くの学生が予選会を突破して出場、優勝を筆頭に上位独占入賞者多数という激しく手前味噌好成績を収めたのだが、学生奮闘ぶりをパチリしていて、またしても「桃栗三年柿八年」のが頭にした。

 それにしても、彼、彼女らはカットの練習を本格的に始めて1年足らずでさえ実をつけるまで3年かかるというのに、こんなにも早く結果が出る(実をつける)ものなのか。

 もはや、昔ながらの言い習わし時代遅れなのでありましょうか、それとも、本当の実りはこの結果をしても、まだまだ先のことなのでありましょうか。

 ヘアカットの世界、深淵はまだまだ深いのかもしれません。

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