9月13日(火)、通信教育課程(13期生)の卒業式を、渋谷校1号館にておこないました。

※働きながら3年間の通信教育による学習をし、美容師・理容師国家試験の受験資格が取得できる課程です。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。今後のご活躍を期待しております。

卒業生代表「感謝の言葉」

　時の経つのは早いもので、九月も既に中旬に差し掛かりました。日を追うごとに涼しく、過ごしやすくなり、季節が本格的に秋に移り変わったことを実感いたしております。

　本日は私達の為に、お心のこもった卒業式を催していただき、誠にありがとうございます。通信科生として三年間勉強してきて、無事に卒業できることが大変嬉しく、感謝の気持ちで胸が一杯です。

ただいま、理事長先生、校長先生より賜りましたありがたきお言葉は、私達の明日からの教訓とさせていただきます。自分たちの選んだ道を、真っすぐに歩んでいきたいと思います。

　私は五年前、一度本校の昼間部に入学しましたが、約半年で挫折をし、退学をしました。美容師を諦めてから一年間、アルバイトをしながら進路を考え悩みました。私の親は美容室を経営しております。お客様と笑いながら楽しそうに仕事をしている姿を間近で見ているうちに、再度、私も美容師になりたいと思うようになりました。そして、親に相談し、次は必ずやり通すと決意し、もう一度美容師の道を歩む事を決め、本校の通信教育課程に入学する事になりました。

　通信科生として、仕事と学業を両立し、美容師免許を取得する事は容易なことではないと覚悟していたつもりでしたが、いざ入学してみると想像以上の厳しさで、時には逃げたくなる事もありました。それでも夢に向かって、学校の授業はもちろん、家に帰ってからの練習や勉強をかかさず、三年間沢山努力しました。国家試験実技の前には、授業以外でも放課後の時間も先生方が指導して下さいました。試験当日も、最後の最後まで細かく指導していただき、笑顔で「頑張ってね」と見送って下さった事が、不安な私達にとってどんなに心強かったか、どんな言葉よりも力強い、最高のお守りでした。最後までこられたのは、同じ夢を持つクラスメイトや友人、近くで親身になり根気強く指導してくださった先生方、そして、一番身近でずっと応援してくれた家族という、周りの支えがあったからです。

　私にとって入学式は二回迎えましたが、五年越しに迎える本日の卒業式は、かけがえのない特別な日となりました。本当に今までどれだけ多くの人に支えられてここにいるのか、それがどれだけ幸せでありがたい事か、身に染みて実感することが出来ました。この気持ちを決して忘れることなく、美容師としてはもちろん、一人の人間としても成長し続けられるように、努力を惜しまず日々精進していきたいと思います。この国際文化学園で学んだ事を誇りにして、校是である「つくす心」を胸に、邁進してまいります。

　最後になりましたが、国際文化学園の今後の一層のご繁栄を心からお祈りいたしまして、感謝の言葉にかえさせていただきます。

平成二十八年　通信教育課程　第十三期生

　　　　　　　　　　卒業生代表　鈴木　舞耶