パリの13区にテディベアが神出鬼没する通りがあります。

その通りにある本屋さんのフィリップ・ラブレル氏が大意はなく、ただただ、人々が笑顔になれば。。。と始めたところ、好評で子供から、若者、お年寄りまでみんなに愛され、確かにみんなを笑顔にしてくれました。13区の区長：ジェローム・クメ氏もツィートするほど、このクマたちのファンだそうです。普通の住宅地にも関わらず、この神出鬼没のクマにより、ゴブラン通りはSNSで一躍有名になり、そのFBはアメリカや日本からも30万近くの人が見に来ているそうです。

そんな、みんなに愛されるテディベアも自粛期間中はこの様に。。。

こんな風に閉じ込められていたクマさんも、今はこんなに気持ちよさそうです。

マスクを付けている子もチラホラと。

旅行会社・ツアーエージェントはもう少しの間、お休みです。

カフェは密を避ける為、店の周りの道路を使う事を許され、この様に展開しているお店もあります。

美容室もマスクを付けてお出迎え。

自粛期間中のある日、80歳くらいのお婆さんがフィリップ氏の本屋さんに来て「この自粛期間の間だけ、一人ぼっちだから、クマを一匹、私に貸してくれませんか？」と頼んだそうです。彼女にとっては大切なお願いなのだろうと直ぐ分かったので「もし貴方のうちにハチミツがあるなら良いですよ」と言って貸してあげたとの事。フィリップ氏いわくテディベアのおかげで、より「社会的なつながり」を感じる事が多くなり、そしてこの時期はそれが如何に大切かと考えるそうです。まだまだ、この社会的危機は続きます。こんな時期ですから、より一層、人々の笑顔は大切で、ささやかな社会のつながりが誰かを助ける事になりますね。とお話ししました。

m.ogawa (paris)