本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校／国分寺校）に本拠を置く“衣紋道場”（荘司礼子会頭）では、『やさしい十二単講座』と題した、おもに“十二単”など装束のお服上げ（着装方法）をメインに、古来の“有職故実”（朝廷や武家の習俗）を次世代に伝える活動を精力的に行っておりますが、この程、東京都立小平高等学校において『やさしい十二単講座』を開講いたしました。

　3月20日（水）、小平高校の体育館に1、2年生を集め2時間半のスケジュールで行われた同講座、同校の学生に“十二単”（じゅうにひとえ）“袿”（うちき）“束帯”（そくたい）“直衣”（のうし）といった装束を着装し、最後に本学職員が“お垂髪”（おすべらかし）の“十二単”姿を披露して閉講となりました。また、現代に伝わる“きもの装束”を解説するコーナーでは、小平高校の先生方にもモデル役を務めていただき、学生たちの歓声を集めておりました。

　講座の始まる前に同高校の先生よりあった“講座”に臨むにあたっての諸注意では「今後、2度とないかもしれない経験」と念を押される場面も見受けられたとおり、“貴重な経験”を逃すまいと、熱い視線を注ぐ高校生の姿が印象的な講座でありました。