もう10月なのに30℃超え…。これ、沖縄じゃなくて東京のハナシだからやってられない。暦どおりなら“衣替え”なんじゃないの？　などど“天”に悪態ついたところで始まらない。というか上には上があって、札幌も30℃近いというのだから、東京は黙っておくしかない…。

　そんな“真夏日”が続く10月の東京。暑さにヒーコラ言いながらも、10月1日（火）に本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）の渋谷校で『荘司礼子のきものセミナー』が開講され、多くの皆さんが詰め掛けていたというオハナシ。

　10月8日（火）に開催される『国際文化着付技術選手権』を間近に控えたこのセミナー、“着付技術選手権対策”ということで、選手権出場者も多く参加されたようでありました。

　講習の内容は、振袖の“帯結び三種”と“留袖着付け”に“ボディ補整”。来場された多くの皆さんは、普段から“着付け”を“生業”（なりわい）にしている人たちが殆ど。なので当然“着付け”に関しては“腕に覚えのある”技術者ぞろい。そういう“猛者”（もさ）たちに基本中の基本である“ボディ補整”とは、果たして如何に…と思っていたら豈図らんや、皆、真剣にメモやスマホを取（撮）りながら、講師を務める荘司校長の解説に集中している。

　その姿に、“技術者”にとって最も大事なのは“常に向上しようとする心”、“飽くなき探究心”に他ならないと、何故か“反省”しきりのワタクシでありました。