来年のハナシをすると鬼が笑うというが、去年のハナシをすると鬼はどうするのだろう。ということで、鬼がどうするか見たいので、去年のオハナシです、なんちゃって。

　去年のオハナシと云ってもそんなに前じゃない。12月の第2週からのロサンゼルスを皮切りに、第3週からホノルル、それを追うように台湾へと、本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）では『海外研修旅行』がスタートし、既に年内無事に帰国しているところでありますが、参加した学生の写真レポートが目に留まりましたので、そのオハナシを。

　レポートに目を通してみると、ほとんどの学生は初めての海外だったようで、その興奮が伝わってくるのですが、さすが研修という冠がつく旅行、やはりただの観光旅行とは趣（おもむき）を異にしている様子。

　当然、日本とは異なる彼（か）の地の気候、風土、文化に触れたオドロキはダイレクトに伝わって来るのですが、それを踏まえて次のステップというか、その経験を自身の今後にどう生かすのか、ということに思いが至る学生もいて（もちろん、そうじゃない学生も多いですよ！）、異風土や異文化に接することによる自己変革の始まりを予感せずにはいられないワタクシでありました。

　可愛い子には、旅をさせろとはよく云ったもので、自分の居場所から別の異場所へ身を置くことで人の成長曲線は急上昇するのだろうなぁ、と思った次第。

　是非、この研修旅行に参加しなかった学生も、なにも海外に行かずとも自分の居場所から出てみること、例えば知らない街を歩いてみたりするだけの小さな旅でもいいので、ある種の旅をオススメしたいのであります。もしかすると、自分の中に何かが芽生えるやもしれませぬぞ。…あの、危険な場所はいけませんよ。