- 20.09.30
#391045428
人に限らず動物でもそうなのだろうが(人も動物だぜ、なんてことは言いっこなしですぜ)、まずはごく身近なものに愛情を抱くものだ。親兄弟姉妹はもちろんのこと、友人やペットに所持品、それに生まれ育った故郷や居住地などなど、それが生物であろうとなかろうと、数え上げればキリがないほどだ。
そういう意味では、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の学生も、それぞれ所在する『渋谷』や『国分寺』という街に何かしらの愛情を抱いているに違いない。あるいは、なかには愛情がかたちを変え、憎しみに転じてしまう御仁もいるやもしれないが、それも一つの愛のかたちなのかもしれない。ホント、人って厄介な生き物だ。
それはさておき、その愛するものがかたちを変えてしまうのは、やはり悲しいことだ。ワタクシめも幼き日、野や田に遊んだ故郷も今やマンションが建ち並んで、大都市のベッドタウンと化し、かつての面影は露のごとく消え去った。でも故郷は心の中に…否、そんなハナシではない。そう、愛するものがかたちを変えてしまうのは悲しいというハナシだ。
ところで、渋谷駅周辺地区の再開発にともない、駅ビルのようなかたちで営業していた『東急百貨店東横店』が、昨今のコロナ禍のなかひっそりとその85年のレキシに幕を下ろしたのは今年2020年3月のハナシ。そしてこの程(9月25日)、その東横店の2階部分を利用するかたちで使用されていたJR改札(玉川改札)と京王井の頭線改札とを繋いだ連絡部も閉鎖となり、いよいよ東横店の解体が始まるのだそう(岡本太郎 作「明日の神話」は残ってますよ)。
かつて、渋谷のシンボリックな存在として名を馳せた東急東横店。その解体を惜しむ声は多いようで、2018年から渋谷をアートジャックしようということで、街じゅうにある空き店舗のシャッターに作品を描くパフォーマンスを展開した『Shibuya Street Museum』や『SHIBUYA STREET GALLERY』に参加した多くのアーティストが、このほど再結集を果たし、新たなアーティストも交えて消えゆく東横店に惜別のウォールぺインティングを贈ったとのことで、パチリ。
『#391045428』(サンキュートーヨコシブヤ)を合言葉に、それぞれが愛惜の別れを表現しているようでありました。
新しく生まれ変わるためには古いものとの別れが必然。というあたりマエダの不文律を再認識したワタクシでありました…。391045428!
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。