- 21.04.13
叶わぬ願い
この地球上には絶景と称される場所が無数にある。
僕らはこの絶景が大好きで、すべてをこの目で見てみたいと思うワケだけれど、到底それは叶わぬ夢(だってお金と時間がすごく掛かるでしょ)。だからテレビ番組やらYouTubeやらの映像で、その欲求を満たしているワケ。
それにしても、近年の映像技術の進歩は凄まじいもので、4K・8Kと、その映像の再現性は目を見張るものがあるらしい(ワタクシはまだ見たことがないので…)。なんといっても臨場感が違うそうだ。「まるでその場にいるよう」と、異口同音に体験者は口を揃える。
これも是非とも見てみたいと思うワケだけれど、4K・8Kのテレビモニターはまだまだ高額なのでもう少し普及して値段がこなれるのを待つほかはない…。悲しいハナシだ。
ところで臨場感といえば、このところのコロナ禍のせいで体験を伴うLIVE的なるものがことごとく中止に追い込まれ、臨場感を味わう機会が激減した。
そんななか、教育機関の、学生のための学習の機会という観点から、そう安易には中止に舵を切れない学校行事の開催をめぐる葛藤は今なお続いているようで、例年、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)に本拠を置く『平安装束 東京道場』(荘司礼子 会長/本学校長)に依頼のある平安装束に関する勉強会も例外ではないもよう。
ある学校さんは中止を決断し、ある学校さんは参加人数を分割しての複数回実施、そしてある学校さんは映像配信でのリモート講習などなど、その対応も多岐に亘った。
例えば、東京都品川区立荏原第六中学校のケースでは、荘司校長をはじめとする装束道場の面々が同校に赴き、生徒の居ない和室で十二単の衣紋展示と束帯の装束展示をし、その映像をライブ配信して学生が教室で見学するというスタイルを採用。最後にそれぞれの教室ごとに学生が訪れて装束を着けたお方さまと記念写真におさまる、という勉強会のカタチでありました。
確かにLIVEではないので臨場感はなかったのかもしれませんが、十二単のお服上げの方法を知るという目的は達成できたのだろうなぁと思った次第。
にしても、折角の機会だからLIVEでの臨場感を体験させてあげたかったなぁ、せめて4K・8Kで見れれば…と、叶わぬ願いが虚しいワタクシでありました。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。