9月25日（土）、本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）では本年度最終となる『総合型選抜』試験（旧AO入試）が行われ（渋谷校のオンライン入試は9月28日火曜日ですのでお間違いなく）、多くの受験生が本学の『総合型選抜』の特徴であるプレゼンテーションに臨んでおりました（まだまだ他の試験はありますよ！）。

　このプレゼンテーション、自分の理美容に対する思いやら人生設計やらを試験官に分かりやすく発表するもので、考えようによっては赤の他人に心の内幕を晒（さら）け出すことにもなろうこの試験は、受験生にとって相当に恥ずかしいものに違いない。

　それどころか、すべからく世の中に存在する試験というものは、自分の持つ知識なり技術なり、能力というものを白日のもとに晒すわけだから、特に成績の悪い人にとっては裸を見せるようなものだ。自信のないものを晒すなんて恥ずかしいに決まっている（笑）。

　そんな野蛮極まりない試験なんてものは「失くしてしまえ！」と、或いはアナタは思うのかもしれない。でも、悲しいかなそれがどんなに野蛮だろうが何だろうが、試験は絶対に無くならない。社会の構造的に無くすのは不可能なのだ。

　理由はいろいろあろうが、一つに、より複雑化してしまった社会構造のなかで、例えば効果的な役割分担をしていくために適任者を選抜する方法として試験という方法以外の選択肢は見つからないと思えてならないからだ。他の平和的な方法、あったら誰かおせーて！

　とまぁ、そんな小難しいリクツはさておき、『総合型選抜試験』のプレゼンテーションに臨む受験生を見るにつけ、恥ずかしさを乗り越えてプレゼンすることで、ある種、自分の進むべき道に対しての心構えというか覚悟みたいなものが生成されていくのかもしれない、と思うワタクシでありました。