- 22.10.03
お洒落なアナタへ
過日、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)では、アップヘアの第一人者との呼び声高い『FEERIE』代表・新井唯夫さんを講師に招いた『特別授業』を1年生(138期)に向けて開講しておりましたのでパチリ。
氏の技術の高さは相変わらずで、受講していた学生もそのみごとな手さばきに固唾を飲んで見入っていたようでありますが、ワタクシ、氏のもう一つの魅力、カッコ良さに感心した次第。
もちろん、人には持って生まれた器量(ルックス)というものがあり、ルックスの良し悪しで運不運が左右されるなんてことは日常茶飯事。それはどう足掻いても抗えない部分もあるし、ある意味それを補うのが理美容業の仕事なのでしょうが、なんといっても氏のカッコ良さはそのルックスにあると勝手に思っている。
そのカッコ良さは、氏の嗜好するファッションと、打ち出したい自分像が合致しているからに違いなく、いわゆるセルフ・プロデュースとかセルフ・ブランディングとかいったものの最たる成功例ではないだろうか。
そんなことをツラツラ考えつつパチリしていると、不意にある声が頭に浮かんだ。
『体験入学会』に参加していた高校生に付き添っていた親御さんが
「この娘はファッション好きだから、何かアパレルに関係したサロンがあれば行かせてあげたいのですが…」と教職員に相談している声を思い出した。
ファッションが好きな人…。
たぶん、例外はあるにせよ、大方の人はファッションやオシャレに興味があるに違いない。その度合いの激しい人がファッション・デザイナーになったりスタイリストになったりアパレル産業に就職したりするのだろう。で、それ以外のファッション好きな人は、趣味だったりプライベートでお洒落を楽しんでいくのがフツウ。
でも、ファッションを職業にしたくはないが、制服とかに着替えることなく一年中好みのファッションに身を包んでいたい、服装ルールに縛られたくない、という人はどうすればいいのだろう。諦めるしかないのか。
いやいや、諦めるのは早急だ。そんなファッション好きな人の願いを叶えてくれる職業が、実は理美容業なのかもしれない。
考えてみれば、理美容師というのはアパレル業界と趣味の人との中間に位置しているのではないだろうか。
理美容師というのは、自分自身が一つの商品であり、商品価値を上げるためにファッションというのは欠かせないアイテムに違いない。理美容師のファッションは、商品でいうところのパッケージであり、パッケージの出来如何(いかん)が商品の売れ行きを左右するように、理美容師のファッションもまた理美容師の売れ行きを左右するものと心得たい。
もちろん、理美容業は純粋な意味でのファッション産業ではなく、親密な接客業としての要素も併せ持つため、売れる売れないは技術力の他、心配りなどの本学でいうところの『つくす心』的な要素が関わってくるのではあるが…。
と、氏の華麗なるヘアショーをパチリするにつけ、理美容師のファッションについて考えを巡らせたワタクシでありました。
お洒落が大好きだけど、それを職業にしたくないアナタ、理美容師という道もアリかもしれません。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。