- 22.10.07
モデルチェンジ
かつて、クルマのモデルチェンジが世間の大きな注目を浴びていた。
といってしまうと正確ではないのだろう。たぶん注目していたのは大半が男性で、女性はもっと別なものに注目していたに違いない。
昭和の頃は、オトコの嗜好が表面的にかもしれないが世の中を動かしていた。だからクルマのモデルチェンジが、世間の関心事たりえたのだ。
けれど時代は変わった。
企業は、まぁモノによって違うのだろうが、大方、男性の嗜好よりも女性の嗜好に沿った商品開発を進めていると思えてならない。令和の世の中では、男性の心を鷲掴みしていたクルマのモデルチェンジも、最早、多くの人を心躍らせる出来事ではなくなったのだ。
そんななか、頻繁にモデルチェンジを繰り返し、都度、世の中の大きな関心を集めているのが「スマホ」なのかもしれない。がぶん、スマホの購買頻度に男女差はないのだろうし、何なら使用頻度は女性の方が多いのかもしれない(ワタクシの偏見か…)。
ところで、ごく個人的な思い込みかもしれないが、スマホの進化は行き着くところまで来てしまっているのではないだろうか。もう追加する機能がないのだ。
各メーカーがモデルチェンジする新機種の売りがカメラ機能に特化されている、と感じてしまうのは何もワタクシだけではなかろう。
そうした撮影機能満載のスマホを日常的に使いこなしているからかどうか分からないが、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の学生を見ていても、写真に興味を持つ若者が増えたのでは、と感じる。
先日開催されていた『特別授業』でも、受講する学生の真剣な眼差しから写真や撮影に興味を持つ学生が例年になく多い、との印象を受けた次第。
行われていたのは『フォトシューティング』。美容界のアカデミー賞と称される『ジャパン・ヘアドレッシング・アワード』という、ヘアスタイルのフォトコンテストの最優秀賞作品を何度も連続して撮影している、今をときめくフォトグラファー『松山優介』さんを講師にお迎えしての『特別授業』で、ステージ上に撮影セットを組み、実際にフォトシューティングしながら、撮った作品をスクリーンに映し出してライティング効果などの説明を加えつつ講義を進めておりました。
スマホではなかなか撮れない、画一的でないアーティスティックな作品が生み出される瞬間を目の当たりにした学生たち。
いったい、何人の学生がその刺激を発端にモデルチェンジして、新機種(次段階の思考回路)になったのでありましょう。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。