- 22.10.14
鉄人レース?
近代オリンピックの父、ピエール・ド・クーベルタン男爵は「オリンピックは参加することに意義がある」と云った。有名な言葉だ。
でもこの言葉、実はクーベルタン男爵の言葉ではないそうで、聖公会ペンシルベニア大主教の言葉なのだそう。男爵はこの言葉を引用しただけで、実際は「自己を知る、自己を律する、自己に打ち克つ、これこそがアスリートの義務であり、最も大切なことである」と云ったのだとか。
少し長いけどいい言葉だ。怠惰なワタクシなどは恥入りたくなるような言葉だが、幸いかなワタクシはアスリートではない。でも、なるほどアスリートは自分に打ち勝たなければライバルにも勝てないに違いない。
ところで、オリンピックは何もスポーツ競技に限らず、さまざまな競技があるのはご存知のことで、『技能五輪』もその一つ。
過去ログで、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)の安間耕助職員が『技能五輪』美容競技部門の日本代表になり、日々練習に励んでいる旨のオハナシをしましたが、実はその『技能五輪 上海大会』はコロナ禍の影響により延期になっておりました。
その後、上海大会は中止となり、各競技一堂に会しての開催を諦めて個々の競技を日本を含む15ヵ国での分散開催に変更して『第46回技能五輪国際大会(特別開催)』の正式名称も新たに、開催に漕ぎ着けたようであります。
『美容競技部門』の開催地はフィンランド・ヘルシンキ。明日10月15日(土)に日本を出発し、26日(水)までの11日間、1日2課題の競技を朝から夕方まで3日間とプラス午前中のみの1課題を競い、翌日は結果発表、翌々日は閉幕式と、延べ7課題・17時間に及ぶ競技を行うのだそうで、その日程は苛酷過ぎるほど苛酷。
加えて、世界大会ともなると理美の境界がハッキリ分かれていない国もあるからか、理美容両方の競技(メンズカット/レディースカット)が課せられ、例えるならそれはもうパタゴニアの高地を何百キロと走破する鉄人レースの様相。
そんな苛酷な『技能五輪 世界大会』。安間職員には完走を果たし、願わくば好成績を獲得して欲しいと思うワタクシであります…って、鉄人レースじゃないですから…。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。