- 22.12.20
月の沈黙を友として
月は人を狂気にも走らすし、詩人にしたりもする。
オオカミ男は月夜の晩に変身するし、萩原朔太郎は月に吠えたりする。
かの文豪、夏目漱石は英語教師をしていた頃、学生の「I LOVE YOU」の和訳を見て、軒並みの直訳ぶりに「月が綺麗ですね」とでも訳しておきなさい、と云ったというのは有名なハナシ。
月は何故か人の心を動かす。それは何十億年も地球に寄り添ってきたが故の証だろうか。
そんな月への想いを10人の作家に吐露させたグループ展『月の沈黙(しじま)を友として』が、つい先日まで開かれていた。
開かれていたギャラリーは、東京・世田谷の『Tir na nog Gallery』(ティルナノーグ ギャラリー)。ケルトの民に伝承される遥か西の彼方にある常春の園『ティルナノーグ』の名を冠したギャラリーのオープン7周年記念展として開催されたご様子。
その10人の作家のなかに、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)で『文化論』を受け持つ鉄の芸術家こと青野 正さんも名を連ねていたのでパチリ。
10人の作家が、それぞれ月にインスパイアされた作品を鑑賞するにつけ、月はこんなにも人の心を揺さぶるものかと、その振幅度合いに感心したワタクシでありました。
さて、アナタは月に何を想うのでありましょうか。
ところで、今回は青野作品に注釈が付してありましたのでご紹介を。
作品1 満月が燦燦と輝いた夜空には、いつでも金属色の輪が見える
作品2 月はもしかして、平面から飛び出し、昇りながら丸くなったのか
作品3 細いお月様は、帰りたくなくて林や草原に隠れています
とまぁ、この三つの注釈、どの作品のものか当ててみてくださいまし。そのものズバリの注釈なので、簡単に解ると想うのでありますが…。
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