東京で桜の開花宣言があった。

　もともと3月14日に開花宣言されるのでは、と云われていた桜の開花。14日の午前中の時点では未だ宣言されていなかったが、午後になって気温が上がると標準木の五輪目の花が咲いて宣言された。ちなみに東京が全国で最も早いのだそうだ(沖縄は？)。

　ところで、本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）では桜の開花に先駆けて、ある意味開花宣言が行われた。

　先週末の金曜日、136期生が晴れて『卒業式』を迎え、それはミゴトな大輪の花を咲かせた。

　遡ること3日前、本学での2年間の集大成となる『卒業紀念発表会』を成功させた彼らは、さらに遡ること2日前に『国家資格試験』に臨んでおり、この1週間を一気に駆け抜けた。

　式典は、コロナ禍で途絶えていた渋・国合同での開催が3年振りに復活。東京都渋谷区の『LINE CUBE SHIBUYA』（渋谷公会堂）を会場に国歌独唱〜卒業証書授与〜成績優秀者表彰〜正・皆勤賞表彰〜理事長・校長訓辞〜ご来賓祝辞〜卒業生感謝のことば〜学園のうた独唱と続き、閉式を迎えた。

　訓辞に立った荘司礼子 校長は「人の注意を素直に聞ける、先輩やお客様に好かれる理美容師になってください」と述べ、

　平野 徹 理事長は「努力は、すぐに結果として現れないかもしれませんが、いずれは必ず報われる時が来るので、惜しまず努力し続けて欲しい」と結んだ。

　応えるかたちで感謝のことばを述べた深山菜々子さんは「大学を中退しての入学は、とても不安でした。でも『シデスコ受験』コースの選択や『ダブルライセンス』取得に向けたチャレンジのなかでの仲間の支えや、先日の『発表会』での先生方や友人、親の支えは感謝に堪えません」と、今後も立派な美容師になるべく一歩一歩進んでいくことを誓った。

　桜は、早咲きの河津桜や大島桜が咲いた後に染井吉野が咲き、続けて山桜や八重桜が咲く。人も、咲く時は違えど必ず花咲く時は訪れるのでありましょう。