- 23.12.19
僕らの同調性
思い返して欲しい。
『2020東京オリンピック』では、惜しくもバトンが繋がらずにメダル獲得を逃したものの、それに先立つ『2016リオ五輪』に『2008北京五輪』と、並み居る陸上大国を相手に銀メダルを獲得してみせた陸上男子4×100mリレーの選手たちのことを。
持ちタイムでは、遥かメダルに届かないものを、4人の息の合ったバトンリレーでみごと強豪国を打ち負かして表彰台に立った選手たち。
たぶん日本人は同調性に長けた民族で、みんなで息を合わせるのはお家芸に違いない。
人口密集地域では、おそらく世界一苛酷な自然環境といわれる日本列島にあって、ワタクシたちの祖先は、その自然環境と生存を懸けて闘ってきた。
もちろん、人間が自然の脅威に勝てるハズもなく、その闘いは専らいかに被害を最小限に抑えるかという逃げの戦法に限られてきたに違いない。
なので祖先は、逃げ足を揃える必要があった。逃げ遅れを出すわけにはいかなかったからだ。
嘘か誠か、何万年もそのように足を揃えてきたので、遂にワタクシたちは同調性に長けた民族に変身を遂げることができたわけだ笑。
そんな特徴を持ったワタクシたち日本人。でも最近はやはり個人主義の風潮か、同調性が失われつつあるのではと思っていたところ、過日、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)で『RUALA』さんという渋谷の人気サロンによる『特別授業』が行われ、その思いが杞憂だったことに気づかされた次第。
『RUALA』さんは、2名の代表が両輪となって切り盛りしている美容サロン。代表の片輪は角 薫(すみ かおる)さんといって本学国分寺校の卒業生。長年活躍している人気美容師だ。
その角さん、サロンオープンの心労が祟ってか数年前に体調を崩し、半年間休職を余儀なくされたのだそうだ。その穴を残ったスタッフでカバーして、長年サロンに通ってくれているファンを失わずに済んだのだそうで、それを機に幾人かの角さん指名のお客さんの指名替えにも移行でき、バトンはスムーズにリレーされたのだそう。
そんな経験談を『特別授業』で聞いた学生、皆、それぞれの思いで神妙な顔をしておりました。
歩調を揃えてみんなでカバーし合う。
先達が何万年も繰り返してきた行動パターンが現代にも生きているのだと、不意にオリンピック陸上男子4×100mリレーのメダリストたちが思い浮かんだワタクシでありました。でもあのバトン、最後は宙に放り投げて紛失したらしいが…。
東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。