- 24.04.25
明日を映すもの
嘘かまことか、日本の教育現場を視察しに来日した欧州の視察団が、日本の子供たちが教室や廊下、下駄箱を掃除する姿を見て、驚きを隠せなかったのだとか。
彼らからすれば、掃除はあくまでも掃除をする人の仕事。それ以外の人が仕事を奪うべきじゃない、と考えるのだそうだ。
確かに一理ある。あちらの社会は、ある意味社会階層のテリトリーが明確で、その階層間の線引きが厳格なのかもしれない。いかにも階級社会の名残が色濃い欧州ならではの思考回路かと。
これは良し悪しの問題ではない。そもそもコミュニティの成り立ちが違うのだから、考え方ややり方が違うのは当たり前田のクラッカー。
ホントに日本というコミュニティは、個人の役割分担というか全てが曖昧で、ナニゴトも皆んなで力を合わせて乗り切ろうという、自然環境が厳しかったが故に団結心が育まれ、ある種社会主義的な素養が濃ゆい社会になったのかと、つくづく思わされるところ。だけど、どこの社会だって古代はナニゴトも皆んなで力を合わせていたハズ。いったいいつから何が原因で異なる道を歩むようになったものやら…。
ところで、そんな欧州の視察団が仮に本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/渋谷校）を見たらどう思うのだろう。学生が教室や廊下を掃除するのは日常茶飯事。長い休みに入る学期ごとの休みには、教職員が総出で大掃除するし、特に休みが長い夏休みや学年が入れ替わる春休みには教室や廊下のワックス剥離から塗布といった、普通なら専門業者に任せるような作業すらも、プロ仕様の道具を使って教職員が行なっている。きっと欧州なら清掃業社から訴えられるレベルに違いない笑。
今は新入生も通い出して2週間。いよいよ今週末よりGWに差し掛かるというタイミングでワックス掛け直後の輝きは失われているかもしれないが、直後の様子をパチリしておいたのでご覧あれ。
新入生の入学を待ち侘びる校舎の廊下や教室は鈍く光って、コクサイブンカの明日を映すようでありました。
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