- 25.02.04
ウチデノコヅチ
先週末より始まった理美容『国家資格試験』の『実技試験』（『学科試験』は3月に行われる）。
『学科試験』は全国一斉だが、『実技試験』は学生をさまざまな受験日・会場に振り分けて行われるので、都度、学生を送り出す学校サイドでは、落ち着かない様子が一週間ほども続く。
考えてみれば、小・中・高・専・大、なかでも私学は入学試験の受験日がバラバラなので、どの学校も最終学年は地に足のつかない状態が一ヶ月ほども続くのであり、そのご苦労、幾許（いくばく）たるものか。受験生もご家族も、そして先生方も何とかこの時期を乗り切って欲しいものと願うばかり。
本学（国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校）の2年次では毎年、この『国家資格試験』を控えた一週間ほど前に『卒業実技試験』が行われている（後日、卒業学科試験も行われますヨ）。
国際文化に通って2年、［両腕に貯金］してきた［技術］が、『国家試験』課題をクリアできるレベルに達しているか否か［見極める］という関門だ。
学生は、本学を卒業し『国家試験』に合格すると（国家試験は在学中に行われるが、合格発表は卒業後に行われる）、晴れて［技術者］として生きていくことになる。
おそらく、これから長く続くであろう［技術者］としての生涯を、［両腕に貯金］した［技術］を使いながら生きていく。
［金銭の貯金］は使えば無くなってしまうが、［技術の貯金］は使えば使うほど増えるという［打出の小槌］（ウチデノコヅチ）。
これからは、この［打出の小槌］を振り回して（お客さんの頭叩いちゃダメよ）、［小槌］のもともとの持ち主『大黒さま』（大黒天＝シヴァ神）よろしく世の中にたくさんの［福］をもたらして欲しいものであります。
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