- 26.05.27
文化探訪

人形。
この、人のカタチを模した造形物は、古くより人の傍らにあって[心の拠りどころ]となってきた。
ある時は子供の[遊具]だったり、ある時は人に憑いた[穢れ](けがれ)や[禍](わざわい)を移す[形代](かたしろ)だったりと、さまざまな場面で人の[身代わり]役を務めてきた。
おそらく、その起源は有史以前に遡り、最も古い記録として残るのが[土偶]なのではあるまいか。

[縄文期]に姿を見せる[土偶]も、子供の手慰み程度の素朴なものから、当時の生活がありありと再現されたものまで多岐に亘り、特に[手の込んだ]ものは[髪型]だったり[衣服]だったり[装飾]だったりが表現されて、往時の[風習]すら垣間見えて無茶苦茶オモシロイ。部位によっては[デフォルメ]度合いがかなり[ぶっ飛んで]いて、かの岡本太郎先生も惚れ込んだほどだ。
そうした[土偶]をルーツに、さまざまに[カタチ]を変えた[人形]が出現してきたというのが日本における[人形]のレキシと考えて異論あるまい。

時は[江戸時代]。
貴族社会への憧れか、貴族が[十二単]や[束帯]といった[宮廷装束]を纏(まと)ったのに倣い、[人形]もまた同様の装束を纏わせて豪華さを演出。それを飾ることで[お家]の[権力]や[富]をアピールするなど、[人形]進化の一つの[完成形]に到達したとみられた。加えて[鎌倉時代]に進化の頂点に達した感のある[仏像]など[偶像]製作の系譜と相まって、現在の[フィギュア]誕生に繋がったのではないか。

一方で、この時代には創作ベクトルをより[機械技巧]に振った玩具色の強い[からくり人形]も登場するなど、やはり[江戸時代]というのは[平和]な時間が300年近くも続いた分、エネルギーが[戦争]に消費されず、特に[芸術分野]が爆発的に[進化]できたオモシロイ時代であったということが再確認できよう。まぁ、それをいうなら[縄文時代]なんて[戦争]のない時間が1万年も続いたと云われているわけだから、何をか言わんやではある。
そんな[人形]の、[原始形と完成形]というべきか[土偶と雛人形]にスポットを当てた催し『おひなさまと土偶』ー穢れと祓えと祈りー を、本学(国際文化理容美容専門学校 渋谷校/国分寺校)に本拠を置く『KOKUSAIBUNKA GALLERY』が、国分寺校を会場にGW前の4/2から4/4まで三日間にわたって開催した。

[土偶]の解説には、[土偶再現]を謳って500体におよぶ[土偶]の[原寸細密再現]を手掛けてこられた田野紀代子さんを招聘し、氏が再現した[土偶]の展示を背景に[土偶]から透かして見える[縄文人]の[暮らしぶり]を推考、「何故[土偶]はつくられたのか」に迫った。

また、[雛人形]が身にまとう[十二単]の実際のお服上げ展示を、これも本学に本拠を置く『衣紋道 東京道場』が担当。[雛人形]誕生の大元となった[平安びと]の装束にまつわる考察とともに、[衣紋道]という装束を扱う[作法]についての解説も加わり、かなり濃密な[文化探訪]となったようでありました。

東京の美容専門学校は国際文化理容美容専門学校。美容師・理容師の国家資格免許の取得に向けてヘアメイク・カット・ネイル・ブライダル・エステ・着付など、美容のすべてを学ぶ環境です。技術専門の教員が中心に授業や就職面をサポートします。また入学者を募集しています。総合型選抜(旧:AO入学)、学校推薦型選抜【指定校制】(旧:指定校推薦入学)、学校推薦型選抜【公募制】(旧:公募制推薦入学)、一般選抜(旧:一般入学)などのご相談は、オープンキャンパス・個別の見学会にてお待ちしております。














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